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PDF を黒塗りする方法:アップロードせずブラウザで、削除を再検証する
2026 年 9 月 30 日公開 · Tekiba
要点:RedactDrop の黒塗りページを開き、PDF をドロップし、消したい語を入力して(または範囲を矩形で囲んで)黒塗りして確認を押します。ファイルの読み込みと書き直しはブラウザーのタブの中の JavaScript が行い、受け取るサーバーはありません。ページのコンテンツセキュリティポリシー(CSP)は、このサイト自身への送信を拒みます。ダウンロードの前に、新しいファイルを開き直し、消した語が見つからないかを確認します。
守りたい書類を、なぜアップロードするのか
黒塗りが必要になるのは、広めたくない情報を含む PDF です。賃貸契約の通知にある氏名、取引明細の口座番号、報告書に載った取引先の担当者名などです。オンラインの PDF ツールの多くは、ファイルをサーバーに送り、そこで処理して結果を返します。丁寧に運用しているサービスも多くあります。それでも、語が残ったままの元のファイルが一度は他人のコンピューターに渡り、その扱いは相手の説明を信じるしかありません。
もう一つの落とし穴は、黒塗りの「出来」です。見た目だけ黒くして文字が残った PDF を社外に送れば、消したつもりの情報が相手の手元に届きます。個人情報保護委員会のガイドライン(通則編)は、個人データの「漏えい」を次のように定義し、該当する事例に「個人データを含むメールを第三者に誤送信した場合」を挙げています。
個人データの「漏えい」とは、個人データが外部に流出することをいう。
出典:個人情報保護委員会「個人情報の保護に関する法律についてのガイドライン(通則編)」3-5-1-2。個々の事案が何に当たるかの判断は、このガイドラインと専門家にお任せします。
黒塗りは、実はサーバーをまったく必要としない作業です。PDF を読み、文字を探し、新しいファイルを書くことは、どれもブラウザーだけでできます。そこで RedactDrop はすべてをタブの中で行い、元のファイルはどこにも行きません。
サーバーなしで動く仕組み
RedactDrop は静的なサイトで、HTML、CSS、JavaScript のファイルだけからなり、アプリケーションサーバーもデータベースもありません。ドロップした PDF は pdf.js で読み、pdf-lib で書き直します。どちらもこのサイトから配信し、同じタブのバックグラウンドスレッドで動きます。黒塗り済みの PDF はメモリ上で組み立て、ローカルのダウンロードとしてブラウザーに渡します。
その一部はブラウザーが強制します。すべてのページは CSP 付きで配信し、ページの fetch、XHR、ビーコンを制御する connect-src(MDN)に並ぶのは、Google アナリティクスの収集先、Paddle のチェックアウト、ライセンスサービスとその試験用コピーだけです。このサイト自身のアドレスは入っていません。将来のコードが誤って文書をこのサイトへ送り返そうとしても、その経路ではブラウザーが拒否します。ただし CSP はページを囲うサンドボックスではなく、残りはコードの動作次第です。だからこそ、ご自分で確かめる価値があります。各送り先に何を送るかはプライバシーのページに挙げています。文書の中身は送らず、Google アナリティクスに確認が通ったかどうかと 2 つの数を送るだけです。
確かめ方は簡単です。黒塗りのページで開発者ツールを開き、ネットワークタブを見ながら PDF を黒塗りします。見えるのはページ自身のファイルと、読み込みが終わった後の Google アナリティクスのタグ、状態と 2 つの数を持つ計数だけで、ファイルや文字や入力した語を運ぶ要求はありません。
なお、オフラインのアプリではありません。ページを開くときと、最初にファイルを開くときに PDF の読み取り部品を取得するため、接続が必要です。ネットワークを必要としないのは文書のほうです。
3 つの手順
1. PDF をドロップして語を入力します。1 行に 1 つの語か語句です。大文字と小文字を区別するか、全角と半角を同じとみなすかを選べます。日本語の書類では、全角の「ABC123」と半角の「ABC123」が混ざりがちなので、初期設定では同じとみなします。語ではなく範囲(印影、写真、表の一マスなど)を塗るときは、ページのプレビュー上でドラッグして矩形を描きます。
2. 「黒塗りして確認」を押します。語が描かれている箇所ごとに、その描画命令をページの内容から取り除き、その場所を黒く塗ります。次に、ページの描画に必要なものだけで PDF を作り直すため、メタデータ、添付ファイル、コメントなどの付随情報は取り除かれます。リンク、しおり、フォームやコメントの見た目は、チェックすれば残せます。そのうえでファイルを開き直して確認します。
3. 目で見てからダウンロードします。プレビューに黒塗り後のページが出ます。ダウンロードしたら、いつもの閲覧ソフトで開き、消した語を検索してください。
「検証済み」の意味
確認では、新しいファイルを別の pdf.js と RedactDrop 独自の検査で開きます。各ページの文字、ファイル内の文字列と名前、復号したストリームとそのバイト列(JPEG などの画像データを除く)を複数の符号化で、さらにメタデータと注釈を調べます。通らないページがあれば、ファイルは出しません。結果は「検証済み:一致の残り 0 件、メタデータ 0 項目」のように、何を調べて何が見つかったかを示すもので、それ以上のことは約束しません。
その場で処理できないページもあります。たとえば、描いた矩形の下に切り取れない曲線がある場合です。そのときは、そのページだけを画像にすることを選べます。画像にしたページには選択できる文字がなく、画素は語の検査の対象外であることを、選ぶ前にページが知らせます。
無料版でできること、できないこと
無料版は、3 ページまでの PDF を 1 度に 1 件、同じ確認つきで黒塗りします。RedactDrop Pro では、ページ数の上限がなくなり、複数の PDF をまとめて ZIP で処理でき、メールアドレス・電話番号・カード番号に似た数字の候補表示、語句リストの保存、検証レポートの書き出しが加わります。購入の受付はまだ始めていません。
どちらの版も、画像やスキャンしたページの中の文字は読まず(OCR なし)、暗号化された PDF は開きません。
お手元の書類で試してください。黒塗りのページを開く
よくある質問
PDF はどこかにアップロードされますか?
されません。ブラウザーのタブの中で読み込み、書き直します。ページの CSP はこのサイト自身への送信を拒み、黒塗りの間ネットワークタブを見れば、ファイルを運ぶ要求がないことを確かめられます。
インターネットに接続していなくても使えますか?
オフラインのアプリとしては使えません。ページを開くときと、最初にファイルを開くときに PDF の読み取り部品を取得するため、接続が必要です。文書そのものはネットワークを必要としません。
文字を消すのですか、それとも覆うだけですか?
消します。語を描く命令をページの内容から取り除き、その場所を黒く塗り、新しいファイルで語が見つからないことを確認します。
スキャンした PDF を黒塗りできますか?
語を探すことはできません。スキャンでは語は画像の画素で、RedactDrop には OCR がないためです。スキャンしたページの範囲に矩形を描けば、その下の画像の画素を置き換えます。